※戻る場合はブラウザの戻るのボタンを押してください

 

放課後、何の予定もなかったので自分の席から校庭を眺めていた

校庭では運動部の連中がクラブ活動に汗を流していた

「頑張ってるなぁ〜」

そんな事を呟いていると

「菊間も何か部活入れよ」

そんな言葉が窓の下から聞こえてきた

「失敬な!俺様は『帰宅部』と言う素晴らしい部活動を行って居るんだよ」

その言葉を聞いて下に居た女の子はため息をついた

「・・・で、その素晴らしい『帰宅部』の部活動って何するのよ?」

「良く聞けよミルク。『帰宅部』って言うのはなぁ・・・ぐわっ」

俺が話し始めようとすると顔面に靴が飛んできた

「何すんだよ!」

「『ミルク』って呼ぶな!」

「良いじゃん別に。木村苺(いちご)、苺だからイチゴミルク。良いセンスしてるじゃねーか」

「そのあだ名はアンタが付けたんでしょうが!しかも『ミルク』って呼ぶのアンタだけじゃん」

「可愛いと思うんだがなぁ〜」

「別に可愛くなくて良い」

「そんな事言うもんじゃないぞ。一部の女生徒には大人気じゃないか、今日も下駄箱に・・・とりゃ」

再び飛んできた靴を今度はキャッチした

「ちょっと返しなさいよ!」

「追っかけの女の子達に売ったらいくらになるかなぁ〜」

「ちょっと本当に止めてよ〜」

「それじゃあ、オークションに掛けるとするか・・・」

そう言って俺はそう言って窓から離れた

「ちょっ、ちょっと〜」

苺は窓の下で叫んでいた

1分後、俺は苺の所へ靴を持っていった

「ほらよ、靴は片足だけじゃ駄目だって」

「そんな報告はいらない」

「まぁ、黙ってりゃ美人なんだから女の子達が憧れるのも無理ないか・・・じゃ俺は帰るわ」

「え?アンタ何言ってんのよ」

こうして俺は苺と別れた

 

翌日

暇だったので校庭の片隅で校庭の様子を眺めていた

その近くで苺が休憩を始めたので話しかける事にした

「相変わらず精がでますな」

「アンタも部活頑張れば?帰宅部」

「頑張っているじゃないか、こうやって放課後の校庭を眺めて感傷に浸る。良い感じじゃないか」

「まぁ、良いけどね」

苺はそう言って練習を再開した

俺はその様子をずっと眺めていた

部活終了後、服を着替えてから苺は俺の所へ来た

「・・・で、何か面白い事でもあった」

「ん?ああ、結構面白かった」

「何が面白かったの?」

「ミルクが結構足が速いって事」

「だから『ミルク』って言うな、それにわたしはこれでも県内1位なのよ」

「へぇ〜それは知らなかったな。だからあんなにファンが居るのかぁ〜」

そう言って校舎の方を見る

そこには数人の女生徒がこちらを見ていた

「・・・わたしにそんなケはない」

「まぁ、普通の女の子だって話だな」

「当たり前じゃない」

「・・・で、どんな男が好きなんだ?」

俺は少し興味があったので聞いてみた

すると苺は急に黙り込んでしまった

それを見て俺はちょっと意地悪をする事にした

「案外そう言う話には弱いんだな。そう言えばクラスでもそんな話をしてると逃げてるもんな」

「・・・別に逃げてない」

「だったら今からカフェでも行ってじっくり聞いてやろう」

「いや、わたしお金無いし・・・」

かなり嫌がっている苺

「心配するな、俺が奢ってやる」

俺はそう言って苺を連れて(連行とも言う)カフェへ向かう事にした